Bookレビュー2011.vol.31 「読むだけですっきりわかる日本史」
- 作者: 後藤武士
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2008/06/03
- メディア: 文庫
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語り口調で、日本の縄文時代から現代までを解説する文庫本。
内容は中学校の教科書レベルなのだけれど、歴史の流れに注目した記述が多い。
(実は高校は世界史だったので、日本史は詳しくない)
例えば、薩摩と長州が倒幕に立ったのは、江戸時代に実際に外国と戦った経験がありその脅威を知っていたからだとか、
第二次世界大戦において「イギリス・フランス」と「ドイツ・イタリア・フランス」が対立したのは、「先行して植民地を得ていた国VS国内統一が遅れて殖民地をこれから獲得しようとした国」という構図だ、
というような、主観を含めた説明は教科書ではあまりされないので、こういう本で補うと良いと思う。