Bookレビュー2011-vol.60 瀧本哲史『武器としての決断思考』
- 作者: 瀧本哲史
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/09/22
- メディア: 新書
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おそらく2011年を代表する新書になると思う。
ディベートの理論を活用し、自分が選ぶべき道を選択する方法について解説している。
マクロ経済の混迷にみられるように、現代は誰にも先の予測がつかない。
誰も正解は教えてくれない。
回答を提出しても、マルもバツもつけてもらえない。
(むしろ断言してくるような人は信用できない)
必要なのは、自分で決める、それだけだ。
そのためには、判断材料、つまり情報を集めなければならない。
見たくないものも見て、聞きたくないことも聞いて、あらゆる立場、あらゆる角度から検証し、それでも「正解」はなく、「えいや」で決めるしかない。
それでも、決めないよりはマシだし、誰かに決めてもらうよりも圧倒的にマシなのだ。