Bookレビュー2011-vol.72 池田信夫『もし小泉進次郎がフリードマンの資本主義と自由』を読んだら

もし小泉進次郎がフリードマンの資本主義と自由を読んだら

もし小泉進次郎がフリードマンの資本主義と自由を読んだら

2015年。
財政破綻、インフレ、金融危機という3重苦に直面した日本が選んだ総理大臣、小泉進次郎フリードマンの『資本主義と自由』に基づいた政策展開をする。
果たして日本経済は立ち直ることができるのか…。

…という話と見せかけて、混迷のまま、少し光が見えたところでラストシーンを迎える。
いや、ラストシーンも決してベストな状況ではなく、ベターですらないかもしれない。

本書で重点が置かれているのは起承転結のドラマティックなストーリーではなく、経済学的にリアルなマンガである。