Bookレビュー2012-vol.8  綾辻行人『奇面館の殺人』

奇面館の殺人 (講談社ノベルス)

奇面館の殺人 (講談社ノベルス)

館シリーズ」最新作。

奇妙な仮面を常にかぶり続ける館の主人に招かれた6人の招待客。
そこで深夜に起こった殺人事件。
朝、目覚めたときには招待客は仮面をかぶらされ、しかも仮面には鍵がかかっていて外すことができない。
つまり、本人であることは、本人にしかわからない。

一体、誰が、誰なのか?
誰が、誰と、入れ替わっているのか?

そのヒントは、全く隠されることなく、はじめから提示されていた…。

古典的な懐かしさを感じるミステリー小説。