Bookレビュー2012-vol.66 吉野源三郎『君たちはどう生きるか』

君たちはどう生きるか (ポプラポケット文庫 日本の名作)

君たちはどう生きるか (ポプラポケット文庫 日本の名作)

中学生の主人公が、友人や家族との日々の生活を通して、自分と社会との関わりを考えていく。

その思考を引っ張っていくのは「おじさん」だ。

「後悔」や「痛み」についての考察は、とても面白かった。

正しい理性の声にしたがって行動するだけの力が、もしぼくたちにないのだったら、なんで後悔の苦しみなんか味わうことがあろう。