Bookレビュー2011-vol.36 森博嗣「自分探しと楽しさについて」

自分探しと楽しさについて (集英社新書)

自分探しと楽しさについて (集英社新書)

「自分探し」という言葉がある。
つまり「自分が見える」と思っている人がいるのだ。
一度でも見たことあるのか、自分を。

就職活動でも「自己分析」なんていう作業(?)が必要だなんて言われているが、自分にとって自分がどうかなんて、ほとんどどうでも良いことだろう。
問題は、他者にとってどうか、というだけだ。
けれど、他者にとって自分がどうか、というのも、わりとどうでも良い。
つまり、どうでも良いのだ、自分なんて。

それよりも問題は「楽しさ」にある。
「楽しさ」を見つけるためには、自分に素直になる必要があるだろう。
素直な自分になれれば、「自分探し」は意味がなくなる。
自分が自分なのだから、別のところを探しても見つかるわけがないからだ。