Bookレビュー2012-vol.21 津田大介『動員の革命』
動員の革命 - ソーシャルメディアは何を変えたのか (中公新書ラクレ)
- 作者: 津田大介
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2012/04/07
- メディア: 新書
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『Twitter社会論』の続編のような感じの本。
前半については、ソーシャルメディアに普段から関心がある人にとっては、それほど真新しい話題ではないと思う。
本書は「動員」というのがテーマだけれど、「Doing」と言っても良いかもしれない。
「Say」から「Doing」へ、というのが大きなトレンドだし、それを実感している人も多いと思う。
一方、個人的に強い関心を持っているのは第4章のマネタイズの部分だ。
これは『Gigazine 未来への暴言』でも語られていた。
- 作者: 山崎恵人
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2010/12/07
- メディア: 単行本
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オンライン上のマイクロペイメント、マイクロパトロン、マイクロ募金、「いいね」と連動した小額金銭のやりとり。
これらが大きくなればなるほど、企業中心社会から、個人活動社会へと変化していくことになるのは間違いなく、それは動員に次ぐ新たな革命になることは間違いがない。
そのとき社会は、消耗戦ではなく、創造戦になるだろう。