お金は貯めて増やすんじゃなく、使って増やす時代でしょうか−金利とポイントカード−
先月末くらいから、突如として資産運用に目覚めた。
そこで気付いたのは、預金しても利息がほとんどつかないことだ。
(まぁ、今までは、それくらい無関心だったのだ)
100万円の定期預金で、年利0.2%で1年後に2000円増えるとか、そういうレベルだ。
100万円が、1年間かけて100万2000円になってもそんなに嬉しくない。
一方、ポイントカードというのがあって、これは100円で1ポイント付いたりするので、100万円だと1万ポイント付く。
1ポイント=1円だとすると、100万円が101万円になるので、ちょっと嬉しい。
既に書いたように、定期預金で2000円増やそうと思うと、「100万円の元手」と「1年間という時間」がかかる。
これはコストである。
しかも、その100万円は1年間使えない。
これもコスト(機会損失リスク)である。
一方、ポイントカードで2000ポイント貯めるのに、時間は関係ない。
単に20万円使えば良いのだ。
20万円使うだけで2000円増える。
定期預金で「100万円と1年間」を費やしてやっと得られる2000円が、一瞬で得られるのだ。
しかも、この20万円は定期預金のような「使えない20万円」ではない。
それどころか(当たり前だが)すでに使ったものだ。
さらに、使ったということは「自分が最低でも20万円の価値があると思ったものに対して使った」はずだ。
言い換えれば、20万円以上の価値を、既に手に入れたか、消費したはずである。
つまり、20万円以上のものを手に入れ、かつ、ポイントとして2000円もゲットしたということだ。
仮に手取年収が200万円だとして、定期預金に半分の100万円貯めても1年後に2000円しか増えない。
一方、残り半分の100万円を使えばすぐに1万円増える。
これは注目に値するのではないか。
むしろ貯金を減らしてもっと使ったほうが良い、という気さえするが、いかがだろうか。