Facebookとmixiの思想的な差異について

Best Gearの2011年11月号のソーシャルメディア特集で、SNSについての読者アンケートが掲載されていた。
「メインで使っているSNSは何ですか?」という質問に、Facebookmixiに10倍近い差をつけて1位(395人)だった。
もちろん読者層の偏りもあると思うけれど。
ちなみに2位はTwitter(234人)で、3位がmixi(46人)である。

僕もFacebookmixiのアカウントを、2010年の9月ごろに同時に取得した。
どちらもそれほど積極的につながろうとはしていないのだけれど、Facebookのフレンドのほうが、マイミクよりも2倍くらい多い。

Facebookを使っていて感じるのは、とても現実に近いということだ。
ある種のシビアさがある。
これはやはり実名制の影響だと思う。

一方、mixiはどちらかというと夢見心地というか、楽園的な場所のようだ。
それに「自分の持ち場」みたいなのがあるように見える。
以前あった「あしあと機能」や、「訪問通知」などが象徴的だろう。
つまり、それぞれ自分の居場所があって、そこを覗くことは、「そこに入る(入られる)」ということなのだ。
mixiはあくまでプライベート空間なのである。

Facebookは、むしろ公共的だ。
個人的には、銭湯のようなイメージである。
特に、「みんなで使う(シェア)」ということ、そして、何もかも「丸裸だ」という点において。