日本人は無宗教どころか、トイレにまで綺麗な女神様がいるんやで。

【参照】
日本人のほとんどは無神論者だと聞いた。ならどうして多くのキリスト教国より犯罪が少ないの?
http://japancool.sblo.jp/article/45477678.html

上記の記事は、海外で発せられた疑問を日本語に訳して紹介したものである。
回答としては、

・日本は神ではなくて共同体(あるいは世間)を重視する。
・日本は無神論ではなく、神道仏教が浸透している。
・宗教と犯罪は関係ない。

などが見受けられる。
上記ページには、コメントがめちゃくちゃ殺到していて、とても全部読めない。

その中から見つけた僕に一番近い意見は、下記のコメントだ。

24.日本では森羅万象に神が宿ってると考えている
山にも川にも水にも木にも石ころさえも
だから人間にも神が宿っていると考える
何でも神様の側面にすぎず、神様は根源まで遡ればひとつだろうけど、無数に存在している
だから善悪それぞれに道理があって、これが絶対唯一では無く可能0性でしかないということを知っているのだと思う
八百万の神々や死んで神々のひとりとなり祭られた歴史上の人物や、仏教の仏様達や無くなった仏達にお参りをする
日本人にとってはキリスト教も数多くある神の側面にすぎない
宗教の成り立ちを見ると、
アミニズム→多神教一神教となる
アミニズムは動物も植物も原初の人間も知覚することの出来た大いなるものを純粋に讃えていた
多神教になるとエジプトの神々やギリシャ仏教みたいに神を人格化していったけど、まだ多様性と寛容さは失われずに、エジプトとかも動物さえも神の化身であることをまだ知っていた
ユダヤ教キリスト教イスラム教になると、唯一の聖典を拠り所にして、人が神に次いで全てのヒエラルキーの一番上にいて、その頂点がキリスト教で、未開なものを統治しなければならないとして、残酷な地球的な粛清に繋がった
人を生まれながらの罪人にして、神はそこら中にも動物や植物の中にもあなたの中にもいるということを否定し、切り離させ、次に時の権力者が人々を統治しやすいように、宗教会議で何度も訂正していった
そういうのを考察すれば、宇宙や地球や森羅万象に普遍的な根源に近いアミニズム(神道)の純粋さや素晴らしさが身に染みるよ
日本は八百万の神々と多くの仏様達による神仏両方の国だというのを、あちらの人達は分からないんだな


そう、つまり、日本では、「なんでもかんでも神様」なのだ。
だから、ゼウスもヤハウェもイエスもアッラーブッダもたくさんいる神様の1人でしかなく、「ああ、新顔の神様ですね」くらいの感じなのだ。

正月に初詣、
2月はバレンタイン、
3月はひな祭り、
4月は花見、
5月は鯉のぼり、
6月は一休み、
7月は七夕、
8月はお盆、
9月は月見、
10月はハロウィン、
11月は出雲に神様が集まる神無月、
12月はクリスマス。

これが、無宗教の一年だろうか、と。
「God in toilet(=トイレの神様)」とか「Venus in toilet(=トイレの女神様)」という曲が、海外でヒットしますか、と。
イエスとブッダがアパートで一緒に暮らすなんてマンガを、思いつきますか、と。

聖☆おにいさん(1) (モーニング KC)

聖☆おにいさん(1) (モーニング KC)

日本人にとっては、神様が周りに当たり前にいる。
それはまるで空気や重力のようである。
つまり「無宗教」や「無神論者」とは正反対の、独特の宗教観なのだ。