Bookレビュー2012-vol.6 ヨラム・バウマン、グレディ・クライン『この世で一番面白いミクロ経済学』

この世で一番おもしろいミクロ経済学――誰もが「合理的な人間」になれるかもしれない16講

この世で一番おもしろいミクロ経済学――誰もが「合理的な人間」になれるかもしれない16講

アメコミ風のマンガで分かりやすく書かれたユーモア満載のミクロ経済学本。

この本を読めば、経済学がお金の学問ではなく、行動・選択の学問であることが良く分かる。

構成は、まず1人の行動の選択、次に少人数の相互の選択、そして最後に大人数の選択が説明される。

経済学で良く知られている「需要供給のグラフ」が出てくるのは最後の部分だ。
そこに至るまでにとても丁寧な説明が、しかも実生活に密接な事例で説明されているのは、とても良かった。

マクロ経済編も出版されるらしいので、楽しみ。