ドイツメーカーのミニカー「siku(ジク)」
肩こりで整骨院とかに行ったときにされる電気鍼(はり)に似たものが4000円で売られていた
突然の更新である。
で、僕は肩凝りがひどい。
大学生のときに「じいさんみたい」と医者に言われた。
原因は、首の骨のカーブにあるらしい。
そんなわけで、整体とか整骨院とか鍼灸院に行ったことが何度もあるのだが、その中で「良いなぁ」と思っていたのが「電気鍼(はり)」だ。
ずっとその診療院に通い続けられれば良いのだが、引っ越しで新しい医院を探すのが面倒になっていた。
また、電気鍼というのは「プロ用の設備」だと思っていた。
ところが、家電量販店に普通に売っていたのだった。
ただし商品名は「低周波治療器」とあるので、まったく同一ではないと思う。
投稿時点での最新モデルはこれだ。
【楽天は以下】
HV-F128【税込】 オムロン 低周波治療器 エレパレス [HVF128]【返品種別A】【送料無料】【RCP】
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肩などに貼る粘着パッドは消耗品だが300~400円ほどで、30回使用ごとに水洗いして、10回ほど繰り返して使えるらしいので、毎日1回使っても1年間近く使えることになる。
中小企業診断士一次試験 独学の勉強法について(2)
【中小企業診断士一次試験 独学の勉強法について(1)】
http://d.hatena.ne.jp/esse-re/20140823/1408800976
中小企業診断士一次試験を独学で勉強しようという方で、一番最初に使う、あるいは見てみる「試験対策本」としてオススメなのが、LECの「FOCUS一次テーマ別問題集」である。
僕は独学した科目については全てこの本を買った。(合格もした)
中小企業診断士 FOCUS 1次テーマ別問題集 企業経営理論
- 作者: 東京リーガルマインド
- 出版社/メーカー: 東京リーガルマインド
- 発売日: 2013/03/19
- メディア: 単行本
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このシリーズは、各科目におけるそれぞれのテーマの理論・キーワードの説明が1〜2ページあったあとに過去問やオリジナル問題が3題出題される形式で、40テーマほどで1科目=1冊になっている。
この問題集の良いところは、各科目の全体像が把握しやすく、得意な分野、苦手な分野を自分で見つけやすい点にある。
また、過去問の場合は受験者の正答率が記載されているので、どのレベルの問題がどの程度の難易度なのかがわかりやすい。
最初の1冊としてオススメである。
この問題集をベースに、苦手な科目・分野の補強対策を個別にとったほうが良いだろう。
(なお中小企業経営・中小企業政策については刊行されていない)
中小企業診断士 FOCUS 1次テーマ別問題集 経済学・経済政策
- 作者: 東京リーガルマインド
- 出版社/メーカー: 東京リーガルマインド
- 発売日: 2013/03/28
- メディア: 単行本
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- 作者: 東京リーガルマインド
- 出版社/メーカー: 東京リーガルマインド
- 発売日: 2013/03/28
- メディア: 単行本
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中小企業診断士 FOCUS 1次テーマ別問題集 経営情報システム
- 作者: 東京リーガルマインド
- 出版社/メーカー: 東京リーガルマインド
- 発売日: 2013/03/26
- メディア: 単行本
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- 作者: 東京リーガルマインド
- 出版社/メーカー: 東京リーガルマインド
- 発売日: 2013/03/19
- メディア: 単行本
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- 作者: 東京リーガルマインド
- 出版社/メーカー: 東京リーガルマインド
- 発売日: 2013/03/26
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中小企業診断士一次試験 独学の勉強法について(1)
昨年から中小企業診断士の受験をしている。
【中小企業診断士試験の仕組み】
https://www.j-smeca.jp/contents/002_c_shindanshiseido/002_shindanshi_doushitara.html
一次試験7科目のうち、独学で5科目を合格した。
(残り2科目は資格学校のWEB講座を受講して合格した)
その勉強内容を実例として書いておく。
まず勉強方法には大きく2通りあると思われる。
1つは、王道だが、中小企業診断士の試験対策のテキストや問題集を使って勉強する方法。
もう1つは、もっと王道として、学術的・専門的な内容の書籍を使って勉強する方法だ。
結論から言うと、前者の「中小企業診断士の試験対策のテキストや問題集を使って勉強する」だけでは合格は難しいと思う。
というのも、これらがカバーしているのは試験での頻出論点だけでしかないからだ。また各理論やキーワードを順序立てて理解できるような内容ではなく、あくまで試験対策用に覚えるためのツールになっている。
しかし、試験範囲が事実上「ビジネス関連全般」である中小企業診断士試験においては、これらのテキスト・問題集だけでカバーできる範囲には限りがある。(だから内容が頻出論点に限られているわけだが)
一次試験の合格ラインは60点だが、「試験対策テキスト・問題集の6割を理解できれば合格できる」のではなく、「テキスト・問題集の全てを理解して、ようやく6割の合格ラインに達することができる」というのが実感に近い。
なので、不足する「各理論やキーワードの順序立てた理解」をして「応用力」を身につけ、多様な出題に対応するためには、学術的・専門的な内容の書籍を使って勉強することは不可欠だろう。
とはいえ、競争戦略を学ぶためにポーターを読み、マーケティングを学ぶためにコトラーを読む、というような方法では時間的・金銭的にも無理がある。
そこでオススメなのが、「日経文庫」と「有斐閣アルマ」だ。
ともに診断士試験対策として十分な内容で、適度な範囲のテーマごとに出版されている。
「日経文庫」は平易な初学者向けの内容で1000円以下、「有斐閣アルマ」はやや高度な内容で2000円前後である。苦手な分野の補強などで使うのが良いと思う。
また、科目によっては、別の資格試験対策の書籍や、一般書籍が役に立つこともある。
ということで、以下、科目ごとに対応した「試験対策本」以外の書籍を紹介していく。
「試験対策本」に加えて、下記の書籍等で学習内容の「本質の理解」を補うことで、独学での合格はしやすくなると思う。
●企業経営理論
- 作者: 榊原清則
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2013/04/16
- メディア: 新書
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- 作者: 榊原清則
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2013/05/16
- メディア: 新書
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- 作者: 恩蔵直人
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2004/11
- メディア: 新書
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- 作者: 金井壽宏
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 1999/01
- メディア: 文庫
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- 作者: 塩次喜代明,小林敏男,高橋伸夫
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2009/04
- メディア: 単行本
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- 作者: 沼上幹
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2008/04/04
- メディア: 単行本
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- 作者: 和田充夫,恩蔵直人,三浦俊彦
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2012/03/01
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- 作者: 大滝精一,山田英夫,金井一頼,岩田智
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2006/05
- メディア: 単行本
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- 作者: 桑田耕太郎,田尾雅夫
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2010/03/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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●財務・会計
- 作者: 桜井久勝
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2006/03
- メディア: 新書
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ビジュアル 経営分析の基本 〈第5版〉 (日経文庫ビジュアル)
- 作者: 佐藤裕一
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2012/06/16
- メディア: 新書
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- 作者: 加登豊,山本浩二
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2012/09/15
- メディア: 新書
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- 作者: 砂川伸幸
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2004/09
- メディア: 新書
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財務会計・入門 第9版 -- 企業活動を描き出す会計情報とその活用法 (有斐閣アルマ)
- 作者: 桜井久勝,須田一幸
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2014/03/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: 榊原茂樹,菊池誠一,新井富雄,太田浩司
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2011/03/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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●運営管理
- 作者: エリヤフ・ゴールドラット,三本木亮
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2001/05/18
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- 作者: 田中一成,岡本圭一郎
- 出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメントセンター
- 発売日: 2014/03/22
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- 作者: 田島悟
- 出版社/メーカー: アニモ出版
- 発売日: 2010/12/14
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- 作者: 田島義博
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2004/11
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図解 よくわかるこれからのマーチャンダイジング―最新版 なるほど!これでわかった (DO BOOKS)
- 作者: 服部吉伸
- 出版社/メーカー: 同文舘出版
- 発売日: 2008/01
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- 作者: 海光歩
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2010/04/15
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U-CANの販売士検定2級速習レッスン 【予想模擬試験つき(2回分)】 (ユーキャンの資格試験シリーズ)
- 作者: ユーキャン販売士検定試験研究会
- 出版社/メーカー: U-CAN
- 発売日: 2011/05/31
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●経営法務
- 作者: 伊藤真
- 出版社/メーカー: 日本評論社
- 発売日: 2014/06/16
- メディア: 単行本
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- 作者: 鎌野邦樹
- 出版社/メーカー: ナツメ社
- 発売日: 2005/03
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- 作者: 宍戸善一
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2011/03/16
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- 作者: 近藤光男
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2014/07/16
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- 作者: 寒河江孝允
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2007/11
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- 作者: 角田政芳,辰巳直彦
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2012/04/11
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平成26年度 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生のITパスポート教室 CBT対応 (情報処理技術者試験)
- 作者: 栢木厚
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2013/12/13
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キタミ式イラストIT塾 ITパスポート 平成26年度 CBT対応
- 作者: きたみりゅうじ
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2013/12/25
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- 作者: 五十嵐聡
- 出版社/メーカー: インプレスジャパン
- 発売日: 2011/08/11
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要点早わかり 基本情報技術者 ポケット攻略本 (情報処理技術者試験)
- 作者: 福嶋宏訓
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2011/02/19
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なお、個人的に独学での合格が難しいと判断した下記2科目は資格学校のWEB講義を受講した。(結果的に、それぞれ75点程度の点数をとることができた)
●経済学・経済政策
こちらは関連書籍も多数出版されている。単に僕が苦手だっただけである。
●中小企業経営・中小企業政策
こちらは各年度の中小企業白書からの出題と、中小企業関連の法律が出題範囲で、一般書籍でカバーできるものはほとんどない。
過去問も白書から出題されているものは役に立たないので、独学の場合は、試験対策本をやりこむしかないと思う。
投資家視点でみる年中行事
僕は投資家ではないけれど。
クリスマスやバレンタインのようなイベント向けに売られる商品は、証券市場で言えば値上がりしている状態、つまりバブルである。
しかもイベント翌日には暴落することが明らかだ。
なので、個人的にイベント実施時期をずらすという手法により、より利得を高くすることができるだろう。
ただし、イベント商品は生産される数が決まっているし、一度購入されたものが再び市場にでることはない。なので欲しいものを確実にゲットしたいたきは「可能な限り早く買う」という手はある。イベント商品は、価格でなく「商品の豊富さ」が変動するからだ。
しかし、プレゼントを買った後で別れるというリスクも考慮する必要があるので、投資と同様、悩ましい問題である。
「定年退職時の資産」という価値観
帰省したので父親と話をした。
僕も今年はローンを組んだりしたので、お金の話になったのだけれど、新しい発見があった。
それは「定年退職時の資産」という自己評価指標を、父親が持っていたことだ。
これは、定年後の生活の安定を示すためのものではない。
どうも、以下のふたつの理由があるらしい。
1つは、「子どもに残す遺産がどれくらいあるのか」というのが、人間が一生を終えるときの評価につながるという考え方だ。
もう1つは、定年時点の資産が、これまでの企業人生の収支結果である、という考え方である。
前者については、仮に父親が85歳まで生きたら僕は55歳なので、もらっても今からどうこうしようという年令ではなくなっている。なので、むしろ父親が自分で使ったほうが日本経済に良いと思うし、使わずくれるならば今ほしいと伝えたが、具体的には進まないだろう。相続と贈与については税制の問題もある。
後者は、すこし分かりにくい。「定年時点で、資産をたくさん形成した人のほうが立派だ」という価値観である。資産とは、現金に加え土地や家も含む。これは言い換えれば、できるだけ稼ぎ資産を形成する一方で、消費は少ないほど立派な人ということになる。
これらは昭和的(あるいはもっと古くからの)価値観だと思うけれど、ひょっとするとそういう人は多いのかもしれない。
日本の中高年層がどんどん資産を形成していくのは、社会保障の先行き不透明感以外に、こういった価値観によるところが大きいのだろう。
2012年に読んだ本から選ぶ10冊
「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」シリーズの入間人間の短編集。 「時間」をテーマに、ホラー風、コメディ風、ミステリー風、恋愛風の4つが収録されている。 細かい伏線が綺麗に回収されていく感じは、素敵。
- 作者: 入間人間
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2012/01/25
- メディア: 文庫
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1990年代。
- 作者: 西島大介
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/01/23
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世紀末。
「新世紀」と題したエヴァンゲリオンの世界が破滅を迎え、オウム地下鉄サリン事件が起こり、XJapanが解散してhideが死に、ヤンキーが幅をきかせ、オタク文化は今ほど市民権がなく、経済成長とは無縁。
そんなシャカイで青春を過ごしたセダイの3人の物語。
1975〜85年生まれには、きっと響くものがあるだろう。
明治維新から近代化へ進む日本の思想的な躍動感を感じる。
- 作者: 福沢諭吉
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1978/01
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「人の上に人を作らず、人の下に人を作らず」なのだが、それは「機会平等」であって、「結果平等」ではない。
競争社会の到来を感じさせる。
この50年後に『蟹工船』が書かれたことは注目すべきだろう。
中学生の主人公が、友人や家族との日々の生活を通して、自分と社会との関わりを考えていく。
- 作者: 吉野源三郎
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2011/08/06
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その思考を引っ張っていくのは「おじさん」だ。
「後悔」や「痛み」についての考察は、とても面白かった。
グローバル化社会と言われ、インターネットで海外の情報も手にはいるようになった現代だけれど、海外の「生活的価値観」というのは、なかなか得られない。
- 作者: ちきりん
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2012/05/19
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本書では、実際に海外を歩いて回った著者がいろんな国の「生活的価値観」についての解説を含めながら書かれていて、それがとても良い。
もう一つ特徴として挙げられるのは、十年以上前から現在までのグローバル化の流れを感じられる物語になっていること。
「これからはグローバルだ」といった未来思考の本ではなく、過去から現在へのグローバル化が、実例を挙げながら書かれているので非常に説得力・納得感が高い本。
「つくらないデザイナー」山崎亮さんの著書。コミュニティデザインの時代 - 自分たちで「まち」をつくる (中公新書)
- 作者: 山崎亮
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2012/09/24
- メディア: 新書
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コミュニティをつくる実践的なノウハウが公開されているが、本人の素養によるところがかなり大きい。
真似すれば良いというものではないだろう。
もっとも、それがデザインという仕事の本質的な部分なのだろうけれど。
先日の衆議院選挙を前にしたいろんなドタバタで、何が橋下改革なのかも良く分からなくなっているけれど、2012年6月刊行当時において、冷静かつ中立的に検証された本だと思う。
「婚活」提唱者の白河桃子さんと、女子大講師の常見陽平さんとの共著。女子と就活――20代からの「就・妊・婚」講座 (中公新書ラクレ)
- 作者: 白河桃子,常見陽平
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2012/10/09
- メディア: 新書
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データが豊富で、中身が濃い。
専業主婦を目指そうとしている女子にはぜひ読んで欲しいと思うけれど、専業主婦を目指すような女子は、こういうグラフやデータがたくさん載っている本は読まないかもしれない。
なので、彼氏が買って、彼女に読ませるのが良い。
まだ29歳なのだけれど、やはり心配なのは将来設計である。
- 作者: 大垣尚司
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2012/05/16
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本書では、定年退職後に不足されると予想される生活費をどう捻出するかについて、金融的手法によるアドバイスをしている。
たとえば、住んでいる家から老人ホームに引っ越すときは売るよりも貸したほうが良いとか、生命保険の保険金を受け取る権利を売却して、生活費を確保するといった方法だ。こういった老後の生活費に最も影響するのが、自分の寿命だ。
本書でも指摘されているが、平均寿命というのは、生まれてすぐ死ぬ人まで含めた平均である。つまり「生まれた場合、平均して何歳まで生きるか」が平均寿命だ。一方で、たとえば50歳の人はすでに50歳まで生きているのだから平均寿命より長く生きる確率が高い。
本書の表によれば、男性の平均寿命は78.5歳なのに対して、50歳の男性の平均「余命」は30.6歳。つまり、80.6歳まで生きることが見込まれることになる。
しかし、80歳まで生きた人の平均「余命」は8.2歳であり、80歳まで生きると今度は平均して88歳まで生きる。
こうなると平均寿命より約10年長いわけで、1年を仮に200万円程度(医療費だって若い頃よりかかる)で過ごしても10年で2000万円必要だ。こういった長生きリスクの管理は、現代ではかかせないだろう。
「予測」というのが世の中にあって、それが何の頼りにもならないことは、リーマンショックや東日本大震災で明らかだ。
- 作者: ダンカン・ワッツ,Duncan J. Watts,青木創
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2012/01/25
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もう一つは「解釈」というのがあって、過去に起きたことを分析し、意味づけをする。
けれど、それは起こった後になって「原因はこれだ」という解釈をするだけのことで、その原因があったら絶対にそれが起こるわけではない。つまり、解釈をしてもほとんど意味はないのだ。
本書では、「偶然」をテーマに「未来の予測」と「過去の解釈」という手法を否定する。
その対案として提示しているのは、起こっている「現在」にリアルタイムに対応することだ。
つまり時間幅を短くすることで「偶然」が入り込む余地を少なくすることが、効果的なのである。
この観点からは、いわゆる「PDCAサイクル」のうち、「Plan」と「Check」が否定されているように読める。
しかし、そのサイクルの回転を早くすることで、やはり偶然の入り込む余地を少なくすることは可能だろう。