「未婚男女の交際相手不在の割合」の記事から真実を暴き出すの巻

11月25日の日経記事によると、国立社会保障・人口問題研究所の「出生動向基本調査」という調査において、未婚の男女のうち「交際している異性はいない」と回答した男性は61.4%女性は49.5%であったという。

待て待て待て!これはちょっとおかしい!

まず、人口の男女比はほとんど同じであると仮定しよう。
で、日本は一夫一妻制なので、結婚する人数の男女比も同じだ。
つまり、未婚者の男女比も同じになるはずである。

わかりにくいので、具体的な数字でわかりやすく書こう。

人口を5000人とし、男性2500人、女性2500人とする。
うち、男性1500人と女性1500人は既婚者とする。
つまり、未婚者は、男性1000人、女性1000人である。

今回の記事によると、この未婚男性1000人のうち、交際相手がいないのは61.4%=614人であるという。
つまり、交際相手がいるのは残りの386人である。

一方、未婚女性1000人のうち、交際相手がいないのは49.5%=495人である。
つまり、残り505人は交際相手がいる
しかし、すでに計算したように、未婚男性で交際しているのは386人しかいないのだ
残りの「505人-386人=119人」の未婚女性は、一体、誰と交際しているのか?

可能性としては、まず以下のようなものが挙げられる。

1.外国人。
2.女同士。
3.宇宙人。

うむ。
現実から目を背けるのはやめよう。
おそらくこちらが本命だ。


4.二股=未婚男性と未婚女性の交際
5.不倫=既婚男性と未婚女性の交際


まず、「4.二股」について考えてみよう。
この場合、二股をしているのは交際相手のいる未婚男性=386人である。
つまり、交際している未婚男性386人のうち、交際相手不明な女性と同数である119人は二股をしていることになる(三股や四股はとりあえず考えないでおこう)。
計算すると「未婚男性のうち二股をしている割合」は実に「119÷386×100=30.8%」に上る。
しかし、未婚者のうち3人に1人が二股をかけられるほどモテモテなのだろうか、と疑問が残る。


そこで、「5.不倫」について考えてみよう。
この場合、不倫をしているのは交際相手のいる未婚女性=505人のうち119人である。
未婚女性は全員で1000人なので、1000人のうち119人、つまり未婚女性のおよそ10人に1人は不倫をしていることになる。

おわ、なかなか生々しい数字。