社会

人はなぜ「未来に期待する」のか

この記事を読んだ。「二代目ロストジェネレーションが失ったもの。望み。そして、僕らは何からはじめるべきか」 http://d.hatena.ne.jp/thinking-terra/20110529/1306640590今の20代前半の痛切な思いかもしれない。けれど、一つだけ違和感がある。 それは、…

転職のジレンマ「曰く、転職は仕事が一番ノッているときにやれ」

定年退職を迎えた大先輩が、今日、おっしゃっていたこと。 (ちなみに、その人は転職経験はないが)仕事が楽しく、やりがいを感じ、実績が出ているときは、周囲からも魅力的に見える。 なので、ときには「ウチで働かないか?」というような声がかかることも…

僕が通勤途中に思いついたのと同じ発電方法を、産経新聞が「究極のエコ発電」と絶賛し、袋叩きに遭っている件

『【MSN産経ニュース】究極のエコ! 重力と浮力で発電する装置をさいたまの80歳男性が開発』 http://sankei.jp.msn.com/region/news/110624/stm11062411380000-n1.htm『記事に対するTwitterによる袋叩き』 http://twitter.com/search?q=http%3A%2F%2Fsa…

専業主婦志向の行動経済学(涙)

若い女性(20代前半まで)の中で、「専業主婦志向」への回帰が見られる。 大学のキャリアセンターに「お嫁さんになりたい」という相談が来るなんて話もある。 今日、大学3年生の女子と話をしたが、やはり周囲に専業主婦になりたい友人が多いと言っていた。こ…

火力発電の真実(燃やした後の石炭には放射性物質が含まれているけど大したことないからセメントに練りこんで再利用しています)

文部科学省サイト内PDFファイル 『石炭火力発電所の石炭に関する放射線規制免除について』(電気事業連合会 H15年) http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/housha/symposium/03102402/003.pdf 文書の通り問題ないという判断がされてるわけだけど、前にテ…

僕たちは「無責任な顧客」になっていないか

今日、マクドナルドに行ったのだが、コーヒーをこぼしてしまった。 テーブルと椅子と床も汚してしまった。そこで、カウンターまで行って「雑巾ありますか?」と訊いたのだが、結局、全部、店員さんが掃除をしてくれた。 しかも、新しいコーヒーまで持ってき…

「消費電力は供給電力を絶対に上回らない」ってご存知?

6月10日に関西電力が、検査を行った原発の発電再開ができないために、7月1日以降の15%の節電を圏内全域に対して要請した。2012年の春までに、全国の原子力発電所が停止する可能性も示唆されている。 関西電力は、国内でも原子力の比率が高く、総発電量の…

「内閣不信任案のドタバタ劇」を言語学的に表現できない件

先日の内閣不信任案は、解散総選挙はほぼあり得なかったので、つまり「辞めろ」ということであった。 そして、この案は否決された。 つまり「辞めろと言われたが、辞めない」ということである。 ここまではいい。問題はここからだ。 否決されたのは、菅総理…

「稀少な電力」は「電力格差」を生むか

電力が足りなくても、みんなが少しずつ節約して我慢すれば大丈夫、という意見がある。これに対しては懐疑的な立場である。 なぜならば、「稀少さ」は「格差」を生むからである。例えば、食糧は世界的には潤沢ではない。 その潤沢ではない食糧を、世界中でみ…

日本人は無宗教どころか、トイレにまで綺麗な女神様がいるんやで。

【参照】 日本人のほとんどは無神論者だと聞いた。ならどうして多くのキリスト教国より犯罪が少ないの? http://japancool.sblo.jp/article/45477678.html 上記の記事は、海外で発せられた疑問を日本語に訳して紹介したものである。 回答としては、・日本は…

「…という可能性はあるんでしょうか?」は放送禁止用語にしたらどうですか

「絶対に安全」といえば「ウソだった」を言われる。「可能性はゼロではない」といえば「誤解を生んだ」と言われる。なにこれ。 / 「可能性ゼロではない」口癖が生んだ誤解 注水中断問題 :日本経済新聞 URL2011-05-24 08:18:57 via Hatena 上記のつぶやきが…

Facebookは新時代の電話帳

auとFacebookが提携をした。いろいろ思惑があるようだけれど、興味深かったのは、Facebookは電話帳だ、という発想である。 Facebookは実名登録であることが特徴だけれど、そういえば確かに電話帳も実名登録だ。実はauは既にjibeというソーシャル電話帳アプリ…

作れなくなっていく僕たち

Blue作者: 中村佑介出版社/メーカー: 飛鳥新社発売日: 2009/08/11メディア: 大型本購入: 18人 クリック: 239回この商品を含むブログ (85件) を見るイラストレーターの中村佑介氏の講演会に行ってきた。テーマは「ないものは作る」。 超合金のロボットのおも…

ソーシャルメディアで「身の回りの最大幸福のための最適解」を求めるということ

このブログを始めてほんの10日目の前回の記事が、思いがけず500アクセスと好評だったので、逆にプレッシャーを受けている。 デビュー作が売れた作家が、2作目を書くときはこんな気分かもしれない。 「デビュー作が一番面白かったよね」と言われないよう、頑…

J.Sさんより 原発の爆発についての解説動画

昨日の記事にコメントをいただいたJ.Sさんからのコメントにあった動画を紹介。 こういう納得感のある冷静な解説というのは国内のマスメディアではなかなか得られません。 福島第一原発3号機の爆発についての解説 4月26日 ロシア・トゥデイ - 4月27日 日本の…

「メルトダウン」から考える認知言語学

ここ数日、「メルトダウン」が話題になっている。 なんというか、意味不明すぎて、事態を把握するのにしばらく時間がかかった。しかも、これはどうも「事態」の問題ではないようである。 「認知」の問題のようだ。 つまり、「メルトダウン」をなんだと思って…